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中戸 喜寄; 吉田 芳和
Radioisotopes, 26(9), p.664 - 672, 1977/09
講座「作業環境モニタリング」の一部として、空気中のトリチウムCおよびSの濃度の測定方法を電離箱による直接捕集方法以外の測定方法について、作業環境測定基準にもとづき作成された手引きを参考にして述べ、また低エネルギー線の測定に最も一般的に使用されている液体シンチレーション計測方法の概要についても同方法の文献を参考にして述べる。
棚瀬 正和; 四方 英治
Radioisotopes, 25(1), p.39 - 41, 1976/01
Sで標識された硫酸銅の熱分解によって生じた二酸化イオウを水酸化ナトリウムを含む88%エタノール溶液に導き、直接亜硫酸ナトリウムの固体を得る方法を研究し、65%以上の回収率で高純度のものが得られた。さらにここで得られたS標識亜硫酸塩をコロイド状イオウと、2-オクタノールの存在で反応させ、30分以内でSで標識されたチオ硫酸塩を定量的に得ることが出来た。このチオ硫酸塩水溶液から過剰のイオウを除き、塩の安定性を薄層クロマトグラフィーにより調べ、29日以上安定であることを確認した。
四方 英治
JAERI 4041, 7 Pages, 1967/07
S標識化合物を製造するための資料として、中性子照射した塩化カリウムカラム無担体でSを分離する方法と、このSで標識した無機標識化合物あるいは中性子照射そた塩化カリウムから直接Sで標識した無機化合物の製造法のうち実用的と思われるものについてその内容の詳細を集録した。AEEでは数多くのS標識化合物が製造されているが、この調査報告書にはS標識化合物として比較的多く利用され、また多くの他の化合物製造のもとになるような、単体イオウ、亜鉛酸塩、チオ硫酸塩、硫化物、酸化物、チオシアン酸化などの製造法について集録した
田代 晋吾; 和達 嘉樹; 村松 三男*
日本原子力学会誌, 8(12), p.642 - 644, 1966/00
放射性アイソトープによる汚染の機構を調べることは、その汚染の除去に大いに役立つ。特に、皮膚への汚染は、直接的な障害防止の見地からも完全除染が望まれるので、その汚染機構の解明は重要である。さきに、Sr-Y, P, Cs, CoおよびIによる生豚皮や生きている兎の皮膚汚染について検討したが、本報は、S, Sb, Pm, Tl、およびPo水溶液による生豚皮への汚染を、染時間、汚染液の酸仕度を変えて調べたものである。
四方 英治
日本原子力学会誌, 5(8), p.644 - 651, 1963/00
抄録なし
渡辺 鐶
日本原子力学会誌, 4(7), p.435 - 439, 1962/00
S,Cのようにエネルギの小さい線を出すRIの放射能強度の絶対測定をする場合に、最も大きい誤差の原因は試料中における線の吸収である。この誤差を少なくするためには、まず第1に自己吸収の小さい試料を作ることであって、粗大な結晶を生じない化学形を選び、かつ結晶が一様に分布して生成するような方法で試料を作らなければならぬ。ところが良好にできた試料でも自己吸収を零にすることはできず、なんらかの方法で自己吸収量を測定して補正を加えなければならない。自己吸収量を測定する方法は2、3発表されているが、本報では測定しようとするRIに近い最大エネルギをもつ線に続いて線を出す別のRIを用いてRIを定量することによって、線の試料中における自己吸収量を求めようとするものである。